2015年1月号はMr.FP代表の井畑敏です


アセアンの一人一人の為の市場が日本を待っている


 皆さま、明けましておめでとうございます。

 さて今年が良い景気の年になるか? これはひとえにアベノミックス第3弾が動き出し、大企業だけでない日本全体を巻き込んだ好景気循環に入れるかです。

 ちょうど1年前の昨年1月、このFPのひとり言で「10年で株価が3倍となったアメリカの1990年代」これと同じことが日本でも起こるのではないかと書きました。バブル崩壊後、長らく低迷していた日本の株価は2012年7月25日の8,365円(日経平均株価)を底に、上昇サイクルに入り、2012年12月の安倍政権誕生後、上昇傾向を続けています。2015年1月5日の大発会の株価は17,408円(日経平均株価)、この2年半余りで約2倍になりました。

 3倍は約25,000円ですので、と言うことは、今後今の株価が約50%上がれば、アメリカの1990年代と同じように3倍を達成したことになります。 一朝一夕にはいかないでしょうが、まだ2年半です。 あと7年半あります。 2020年にはオリンピックもあります。いけそうですね。

 アメリカはその後、何年かの踊り場のあと、再び上昇サイクルに入っています。これはアップルをはじめとするIT産業の革命、シェールガスによるエネルギーの革命など、いくつかの革命、すなわち体質改善をしてきているからです。

 日本はアベノミックス第3弾で日本の産業界の体質改善をやろうとしています。これが成功するか、岩盤規制と言われる既得権益をいかに破って行けるか、頑張れ、頑張れ、と言ったところです。

 私はこのところ、ミャンマーに入り浸っています。かたや、平均年齢はまだ若く、人口も産業もこれから伸びていく国、かたや、超高齢社会を迎え人口、産業とも拡大の時期は過ぎた国。対照的な国ですが、私はつくづく東南アジアが日本に近くてよかったと思っています。若く、高成長を続けるアセアン諸国、日本はその市場を活用し、今後もより活用を拡大していくことでしょう。 日本産業の拡大はこう結う形で行い、日本国内では量より質の、それも1人1人の為の産業の質を高めていく、そんな体質改善を進めてくれたらいいなと思います。


株式会社エフピープラネット                                               代表取締役 井畑 敏

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