アベノミクスは何処へ 懐かしの政策か
この一年は、皆様にとってどんな一年だったでしょうか。ファイナンシャルプランナー(私)自身も色々なことがありましたし、皆様はそれにも増して喜びや悲しみに出会ったのではないでしょうか。
自分の責任で失敗をしたこと、自分ではどうすることも出来ない社会の大きなうねりや健康上の問題で人生の進むべき方向がくるってしまったこと、その逆も然りです。
来年は“申年”、『申堅し』と言い、草木が伸びきり、果実が成熟して堅くなっていく状態を表すそうです。個人的にはアベノミクスが、軌道に乗り確りと堅い経済基盤が出来上がることを期待しています。
12月8日の日経新聞を見ますと、二つの記事が気になりました。①「米国株、ダウ反落し、117ドル安 石油株に売り」と②「日銀、消えた積極緩和派 物価目標達成の後ずれ容認論」です。世界景気の牽引役である米国経済の不安と日本経済の守り神の腰砕けという印象です。
②の記事について少しご披露すると、
金融政策を決める日銀の9人の政策委員から追加金融緩和に消極的と受け取れる発言が相
次いでいる。
「原油価格の変化で物価安定目標の達成が少し後ずれすることは許容するというのが、多くの
中央銀行の共通理解だ」(岩田規久男副総裁、12月2日の記者会見)
「物価を何としても上げるために、追加緩和すべきだと言う必要はない」(原田泰審議委員、11月
11日の記者会見)
市場参加者を驚かせたのは、追加緩和に慎重な姿勢を示したのが、金融緩和に積極的とみら
れていた岩田副総裁と原田委員だったためだ。・・・・・・・・・・
政府、日銀、そして一番の原動力である企業には、褌を締め直しアベノミクスの推進に傾斜することを期待しています。
また、我々FPが社会に貢献できるのは、皆様のライフが有意義であり意欲の湧くライフプランを作成するお手伝いをすることです。皆様も年末から年始にかけて、この時代を生き抜くため、改めてライフプランを見直してみてはいかがでしょう。
株式会社VLIP 井上 昇