5月号はMr.FP網野俊さんです

消費税8%がスタートして1ケ月~今消費者がやることは?

 

とうとうこの4月より消費税が8%となりました。8%になったなあと実感したのは、4月1日の朝JRで辻堂から横浜へ行き改札口をスイカにて通過しようとした時に496円と表示された時。いつもと違い何か変な感じでした。切符を購入すると500円で20円の値上げ(以前は480円)になっていました。4,2%の値上げです。

 

その他でみてみると、吉野家の牛丼(並)300円、7,1%の値上げ。ドトールコーヒーブレンド(S)220円、10%の値上げ。日本たばこのセブンスター460円、4,5%の値上げと消費税の引き上げ分を超えて大幅に物価が上がっているものが数多くあります。この機会に値上げしているのでしょうか。  

消費税が5%から8%に増税された場合家計の負担はどうなるのでしょう? みずほ総合研究所のレポートによると年収500万円~600万円の世帯では年間で87,591円の負担増になると試算しています。約9万円の負担増は家計に少なからず影響をあたえることになります。

 

それではこの増税に負けない強い家計を作るための対策を考えて見ましょう。

 

対策その1:家計簿をつける。4月8日付日経新聞に記事が掲載されていましたが、家計簿の定番「明るい暮らしの家計簿」が年末を過ぎても現在まで書店よりの注文があり、売れ続けているとのこと。この現象のキーポイントは「節約」。確かに景気は良くなってきましたが、将来に目を向ければ年金や老後の不安など「老後の備え」を気にする傾向が顕著に表れています。どんぶり勘定からの脱出の意図が見えてきます。

 

対策その2:家計の見直し。家計の収支の改善方法は①収入を増やす②支出を減らす③お金に働いてもらう、この3つです。でもなかなか①と③は困難が伴います。しかし比較的簡単に出来るのが②支出を減らすこのことです。とはいっても食費やお小遣いの削減はストレスを感じることがままあります。電気代を減らすために気を遣ったり、日ごろの楽しみまで犠牲にしたくないですよね。支出の削減の基本は固定費の削減です。毎月固定的にかかっている費用をチェックしましょう。

 

対策その3:保険の見直し:そこで登場するのが保険の見直しです。今まで支払に困っていないので何となくそのままにしている方が多くいます。契約当初の状況と現在の状況は大きく変化しています。今支払っている保険料に無駄は無いのか?必要な保障がきちんとついているか?見直してみて保険料が百万円単位に削減できた方が私のお客様で大勢いますよ。

 

これから続く増税に負けない家計を作るために、今やるべきことをしっかりやっていきたいものです。

                                                  FPオフィスあみの

 

代表 網野 俊                                                        CFPR

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